東大のなかで1番入りやすい科類を発表します

合格マインド

東大は入った後に学部を選べるため、1番簡単な科類を受けるのがおすすめだというお話を前回しました。

では、具体的にそれはどこなのか。

著者プロフィール

東大文科1類に落ち、地方国立大学に入学。無気力状態で2年間過ごす。受験のトラウマは受験で克服するしかないというシンプルな結論に辿り着き、もう一度東大を目指した。1年間、県立図書館の自習室で自分と向き合い続け、東大理科2類に合格。その過程で得た合格術と教訓があなたの役立てば。

それは、理科2類です。主に農学部に進学するところですね。わたしも理科2類で受けました。

これは、東大なら何でもいいという前提での結論です。つまり、文系・理系含めて理科2類が1番入りやすいということです。文系じゃないの?という声が聞こえてきそうです。何しろ、一般的には文科3類が入りやすいと思われていますから。

文科3類が入りやすいと思っている人の思考回路はこうです。まず、文系の方が理系より簡単。そのなかで、法系の1類 > 経済系の2類 > 文学系の3類 の順に難しい。よって文科3類に特攻だ!この考え方をしている内はまだまだですね。

常識を知っていることは良いことですが、本当に合っているか確かめる癖をつけましょう。近年の合格最低ラインを調べてください。文系はもはや誤差の範囲に収まっていて、60%前後。文科3類が1番高い年もあります。これだけで、文系のなかで文科3類が1番簡単だとは言えないとわかります。

そして、理系の合格最低ラインを見ると、激ムズの理科3類は70%、理科1類と2類は55~60%くらい。毎年理科1類より2類の方が10点程度低いです。単純に得点を比較するだけでも、理科2類が最も簡単だとわかるでしょう。

さらに、理科1類より2類の方が簡単な理由について、採点が甘い説というのがあります。理科1類の主な進路は、理学部や工学部であり、数学や物理で厳密性が求められます。そこで、試験も論理に厳しく、理科1類の基準でいくと2類はもっと点数が下がる可能性があります。あくまでも説ですけど。

あと、参考までに、理科1類の方が簡単だという説も2000年代辺りはあったようです。理由は、倍率の低さ。他の科類は3倍程度ですが、理科1類は2.5倍。定員も1000人と1番多いです。確かに、入りやすそうな雰囲気がありますが、当時と比べて合格最低ラインの差が広がっているため、今は理科2類の方が入りやすいというのが私の考えです。

いやいや、文系より理科1類や2類の方が入りやすいなんてそんなわけあるかい、きっと理系の方が難しい問題が出るから点が低いんやろ?という疑問はもっともです。

ということで、次回、「東大は文系より理系が簡単!」というお話をします。

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